仁徳天皇陵と高野山

旅行
三鈷杵

7月後半に高野山に行ってきました。付き合いの悪い僕としては珍しくKDDで同期だった人たちとの旅行です。土曜に新たに世界遺産に登録された仁徳天皇陵を経由して高野山に入り、日曜日に高野山を巡って帰る一泊の計画ですが、良い機会なので僕はこの後さらに奈良で一泊して巻向古墳群などを見学することにしました。

初日は仁徳天皇稜。阪和線駅から南海高野線駅まで稜を3/4週歩きましたが、全長500m近い知識としての大きさより、さらに一段大きいという感じです。

古代は古墳の場所は海の近くで、入ってくる海外の船に巨大な構造物で権威と技術力をアピールしたとのボランティアの方の説明がありました。稜があまりに横に長くて海からの眺めが想像し難いのが正直な感想。日本以外の文明では縦にそびえる塔が権威を表したのと対象的です。

仁徳天皇稜ハイキングの後は、南海電鉄からケーブルカー、最後はバスを乗り継いでは高野山に入りました。

宿坊は高野山でも最も古い建物が現存する金剛三昧院です。

黒電話がありました。

 

夕食は意外に豪華な2膳の盛り付けで、味付けも我が家より濃いくらいでした。

金剛三昧院はひとつの観光ポイントでもあります。

この塔が高野山で最も古い建物だとのこと。

宿坊には中国の観光客が90人泊まっていたのですが、単色の服を着て皆静かでした。

最初に訪れたのは空海が最初に整備したと言われる壇上伽藍。根本大塔など国宝があります。一周させると一切経を読誦した功徳があると言われる六角経蔵があったのでもちろん廻しました。

同じく空海が開いた金剛峯寺も高野山の中心的建物です。

金剛峯寺の境内には様々な見どころがありました。巨大な木製の三鈷杵、京都を思わせるいくつかの庭、沢山の襖絵など、奥には台所もあり巨大寺院の往時の有様が見えて面白かったです。

 

奥之院に行く途中でビルマ戦没者の供養が成福院で行われてました。

ここからいよいよ奥之院。弘法大師が入定されている聖地です。

昼なお暗い奥之院の巨木の中を進むと、左右に加賀藩、仙台藩、毛利藩、島津藩など大藩の墓所があり、大きな墓石が立っていました。大藩の権威の象徴でもあったのでしょう。

水向地蔵には地蔵菩薩や不動明王、観音菩薩などが並んでいました。水を掛けると先祖供養になるそうで、僕もすべての仏像に水を掛けました。

休憩所では自分で窯のお茶をくみました。

有名、無名、沢山の仏像に出会うことが出来ました。

空海が山の中に開いた密教の殿堂である高野山。見どころが満載で世界遺産としても別格の存在だと感じました。

 

 

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